チーム作りの基本方針
@ コミュニケーションと信頼関係 サッカーはコミュニケーションが特に必要なスポーツです。
練習中から自分の考えを味方に遠慮なく伝えていくことが大切です。
そこで必要なのがチーム全員の信頼関係です。
みんなが誰とでも仲良く過ごすことが、チーム内に信頼関係を作り、
強い相手との試合の時に、100%の力を出し切ることができるのです。

A 戦う姿勢 《ファイティングスピリット》 どんな強い相手にも常に向っていく気持ちを持ち、戦い抜くことが大切です。
闘う姿勢があれば、相手の力を100%出させないようにすることができます。
フェアプレー精神を持ちながらも、闘う姿勢を忘れないことが、
目標達成には必要なのです。

B 環境への対応 試合会場までの移動や、その日の天候・気温、会場校の荷物置き場、
アップとダウンの場所、ピッチの広さと表面の状態(土か芝生か、芝生の長さに
よっては、履くシューズを換えることなど)、日蔭はどこにあるか、
CKやロングスローはしやすいか等、その環境を調べて良い準備をしておくことが重要です。
試合の前日までにこれらのことを調べておき、試合当日の持ち物を考えることが必要です。
バスで移動する場合、酔いやすい人は、酔い止め薬を飲んでおくのも良いでしょう。

C フィジカルコンタクト 1対1で負けてばかりでは、その試合勝つことはできないでしょう。
体と体をぶつけあいながらファールをせずに、ボールを奪う(フィジカルコンタクト)の能力を、
練習で上げていくことが大切です。

D ウェーブ、オフ・ザ・ボールの動き
(視野の確保・プレースペース・時間の確保)
ボールをもらう前に相手と、かけひきすること。直線的に走らず、ウェーブ(ふくらんで走る)の
動きで視野の確保をしながら、ゴールへ向かう体の向きを作ること。

E 攻撃は「第3の動き」で! ジュニアユース年代の一つの到達点として、「第3の動き」があります。
これができれば、チームとしての攻撃の幅がかなり広がり、シュートチャンスが増えます。
個人の力プラス、組織の力でゴールを目指そう!!

F 審判(主審・副審)について 選手がプレー中にミスをするのと同じように、審判もたまにはミスをします。
特に副審は三島地区予選までは、ほとんど生徒が行います。
審判はミスをするものだという考え方で試合に臨みましょう。
審判の判定に対してイライラしてては全国にはいけません。



戦術
守備について ★   ファーストディフェンス= ボールを失った直後にボールを奪われた相手への守備に入ること。
     2トップやトップ下の選手も、もちろんこのファーストディフェンスをやりきること。
★   数的優位を作る= ボールを持っている相手に対して、まず最も近い選手がチャレンジをすること。
     そして2番目に近い選手がカバーの動きをしながら、コーチングによって1対2の局面に持っていくこと。
     そこで一気にボールを奪ってしまおう!!!
     コーチングの種類は『右切れ・左切れ・前を向かせるな・サンド』など・・・。
★   不利な状況の時は、無理につながずにタッチラインの外にクリアして、いったんプレーを切ること。
     DFラインが整ってないため、無理につなごうとしてセカンドボールを拾われると相手に、
     2次攻撃されやすくなるため、外に出して相手にスローインを与えたほうが良い。
攻撃について ★   流れの中からゴールを狙うには、相手の守備が整う前に攻撃すること、つまりダイレクトプレーの意識が必要。
     まず2トップを狙う。そのためにも、ロングキックの精度を上げることはとても必要。
     ただし、相手の守備組織が整っているのに、無理に急いで攻撃してはいけない。
     その場合は、しっかりとビルドアップ(攻撃の組み立て)をして、両サイドから攻めることを基本戦術とする。
★   相手チームの力が、自分のチームと同じくらいか、または強い時は、なかなかシュートまで持っていけないことが多い。
     流れの中でチャンスができない時はリスタートからの得点を狙うこと。
     そのためにも、ロングスロー・CK・FKのチャンスを作ることをまず考えよう。
     特にロングスローは大きな武器となる。CKはゴールに向かうボール(インスイングコーナー)が蹴れればベスト。

     FKは5つのパターンをマスターすること。
              @ アザーに振ってから、折り返しをを決める。
              A 最もヘディングの得意な選手に合わせる。
              B 壁の裏に落して2人目がそれを拾う。
              C またいだ人に流してクロスを上げさせる。
              D 直接ゴールを狙うキック。

真夏の戦い方 ★   ボールポゼッション(ボールを支配すること)がしっかりできること。
     プレッシャーを相手から受けても、パス回しが確実にできないといけない。
     ダイレクトプレーの意識を持ちながらも、じっくり攻める技術も必要。『ボールは汗をかかない』という格言もある。
     勝負のタイミングをよく考えて、ダイレクトプレーとポゼッションプレーとを、うまく使い分けることが重要。
     タイムコントロール(勝っている時に時間をうまく使うこと)をする時にも、ボールポゼッションが必要になる。




コミュニケーション
コーチング 1
ターン 前を振り向け アウトオブプレーでの指示 1 声出そう!!  
2 マノン マークが後ろにいるぞ 2 ここ集中!! 攻められている時
3 オーバー ボールに触らずに動け 3 セットしよう!! ロングスロー
4 キーパー   4 マーク確認!! 相手のCK・FKの時
5 クリア   5 ショート!! ショートコーナー
6 サンド        
7 アーリー 突破せずにクロスをあげろ あいさつ&返事 1 おはようございます!
8 マイナス   2 こんにちは!
9 ニア   3 さようなら!
10 アザー   4 ありがとうございました!
11 ウェーブ スペースと視野の確保 5 はい(おーっす)!
12 キープ 無理に突破するな 6 お願いします!
13 足もと   7 すみません (ボールを当てた時など)
14 平行      
15 スペースへ出せ フリーキック 1 1番!! 直接ゴールを狙う
16 流せ そのまま縦パスを出せ 2 2番!! 最もヘディングの得意な人に合わせる
17 ためろ 味方が上がるまでキープ 3 3番!! 壁の裏に落して2人目がそれを拾う/壁の裏にいる人がキックと同時に横にながれてパスを出す
18 変えろ サイドチェンジをしろ
19 寄せろ アプローチ
20 ずれろ マークを切りかえろ 4 4番!! またいだ人に流してクロスを上げさせる
21 遅らせろ 一発で抜かれるな
22 左切れ   5 5番!! アザーに振ってから折り返し
23 右切れ        
24 上げろ ラインを上げろ
25 ストップ これ以上ラインを上げるな
26 落とせ バックパス
27 打て シュート
28 壁○枚!! キーパーの指示
29 行くな オフサイドトラップにかけるために
マークについていくな
30 行け マークについていけ
31 当たれ カバーがいるのでボールを
奪いにいけ